
何かと最近よく耳にする言葉にデートDVというものがあります。
これは簡単に述べると、恋人や交際相手から受ける身体的・精神的な暴力行為のことです。
デートDVと名前がつくからといって、決してデート中だけの行為とは限りません。
例えば以前に発生した、三鷹女子高生刺殺事件なども元交際相手が起こした、単なるストーカー事件という捉え方だけではいけません。
交際中にSEX動画を撮影する(相手が嫌と言っても無理やりやる)ことを行い、別れた後にネットで拡散された経緯があります。
当たり前ですが、同意がなければ全てはデートDV行為になります。もちろん無理やり同意させてもデートDVにあたります。
この事件ではネットに動画や写真の拡散により、被害者の身内の人も含めて多くの人が精神的にも大きな苦痛、被害を受けました。
このデートDVというものは、結構厄介なもの。
なぜなら、お互い好意を持っている恋愛中の二人の世界での話になるので、DV(ドメスティック バイオレンス)といっても、愛情と束縛、行為、暴力の境界線が難しく、一方的に被害者側が我慢してしまう傾向が強いからです。
つい最近のニュースでも、若い10代の女性に被害がすごく多いと報道されていました。
そしてこのデートDVは大きな危険をはらんでいますので注意が必要です。
デートDVについて誰にも相談せず、我慢、放置しておくと、もし別れたとしても納得せずに悪質なストーカーとしてつきまとう事件につながりやすいからです。
我慢する行為は相手をただ助長させたりエスカレートさせるだけと認識しましょう。
我慢は誰のためにもならないものと思っておいてください。
最近の若い人は、嫌われることを極端に避ける傾向も強いですから、嫌われる勇気を持つことも大事ですね。
では具体的にデートDVに遭った場合はどうしたらいいのでしょうか?
■まずは相手にきっぱりと嫌と拒否する
相手がデーとDVであることを認識していないケースも多いです。相手が喜ぶなら、と我慢することほど自分を壊す行為はありません。
ダメなものはダメ。きっぱりと拒否する勇気を持ちましょう。
それで別れるという話になるなら、それまでのしょーもない男であったと判明したと逆に喜びましょう。
なぜなら、そんな相手を思いやれない男とは将来もロクなことにならないからです。
■友人や親族など信頼できる人や警察に相談をしましょう
一人で我慢したり、思い悩むことはダメ。また身体的・精神的な暴力は、当然ですが度が過ぎれば、完全に犯罪行為となります。
警察に相談することも必要です。DV防止法が改正され、たとえ一緒に住んでいる同居中カップルもその対象となりました。
ストーカー防止法などもどんどん整備が進んでおり、痛ましい事件が起こることを未然に防いでいることが多々あります。
警察を頼ることも選択肢としては重要です。
とにかくストーカー事件へと発展しやすいのがデートDVの特徴ですから、注意が必要です。
少しでもこれはデートDVでは?と思ったら、相手にきっぱり拒否をして、それでも治らなければ相談をしましょう。
まずは一人で我慢せずに抱え込むことをやめること。
これが何より大事なのです。
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